暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

上司の仕事を手伝うことについて

今は少し落ち着いたんだけど、少し前までは会社で一番仕事してる自信があった。もちろん『仕事ができる』という意味ではなく『仕事量』の話。

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その一番の理由は、人員不足により複数の役職を兼任してたことが大きい。今考えるとよくやってたと思うけど、総務、人事、企画、経理、用度、情報管理とバックオフィス業務は、ほぼ全部請け負ってた。もちろんそれぞれ部下がいて、ひとりではとてもこなせなかったから、なんとか耐えきったのはこの部下たちのおかげによるところは言うまでもない。すごく感謝してる。けど、そんなときに実は上司として思ってたことがある。今日はその部分を書いてみたい。(うちの会社はちょっと特殊なので、いわゆる「人に仕事が付いてる」って感じのところです)

 

当時は当たり前のように長時間労働してたし、別にそれが全然苦痛ではなかった。むしろたくさん仕事させてもらえて、たくさん仕事覚えられて、たくさん人より経験積ませてもらって、どちらかといえば有難い気持ちの方が強かった。けどやっぱりたまにオーバーワークになってしまって、仕事の処理が追い付かないことがある。そういうときも何とか時間と優先順と考えながら終わらせていくんだけど、見かねた部下が「手伝いましょうか?」って言ってくれるときがあった。だけど、最初は素直に「じゃあ●●と▲▲お願いできる?」って割り振ってたものの、必要以上に入って来られると、反対にそれがしんどくなってしまう。

それがどういうときだったか思い返すと、2つある。俺の役職でしなきゃならない仕事に入ってこようとされたときと、割り振ったがためにその部下の業務に遅延が発生したとき。まず1つめの方だけど、俺がしてた仕事が人事情報とか資産情報とか、誰でもが見て良い資料を元にしたものじゃなかったので、それを手伝いますって言われても簡単に渡せるもんじゃなかった。もし渡すとしても見せれない部分はブラインドしなきゃだったから、渡すときにこっちがひと手間かけないといけなかった。なので申し出は有難いんだけど、余計にこっちの手間が増えてしまったから。

で、圧倒的に多かったケースが2つめ。中間管理職なんで、プレイヤーでもあるけどマネージャーでもある立場だったから、上司として部下をマネジメントしなきゃだめだった。だから俺が振った業務のために部下の仕事が溢れたら、結局は部下が元々してる業務をさらに割り振らないといけない。自分のことだったらキャパシティも良く分かるんだけど、自分以外の人の仕事量をコントロールしないといけなかったっていう部分。その労力って結構大変なんだ。まぁそれが上司の仕事なんだけどね。

 

なので、何が一番だったかというと、まずは元々任せてる業務を着実に片付けてくれる。中途半端にされると結局はチェックするのに時間取られちゃうし。そのうえで余裕がある範囲内で俺の雑務を取っていってくれる。このやり方をしてくれるときは、本当に助かった。言い換えると、俺がしないといけない仕事に専念させてくれる状況を作ってくれる部下がいると、ほんと仕事がやりやすい。


まとめにかかると

▶自分の仕事を完璧に仕上げることも、十分に上司の仕事のお手伝いになるよ。

▶上司が上司の仕事に専念できるように、まず部下は部下の仕事に専念しよう。

▶中間管理職は結構しんどいんだよ。

 

仕事のことについては何度も言うけど、すべて俺の主観ですのであしからず。