アマプラで面白そうな映画はないかと探していると見つけたこの映画。2022年公開で、監督は定谷美海さん。主演は中澤梓佐さん。44分という長さなので、CMなしのドラマ1本分。平日の寝る前の時間で、十分にサクッと見れました。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
東京・神楽坂にある、小さなドーナツ店、ドーナツもり。主人公の公子はイラストレーターの仕事の傍ら、ドーナツ屋でバイトをしている。 このお店に訪れるお客さんは風変わりな人たちばかり。好奇心旺盛な公子は、お客さんの人生にお節介にも介入していき、助けたり、気付かされたり…。そんな彼らとの交流を通して、公子は自分自身と向き合うようになる。
神楽坂という土地は、いまだかつて行ったことがない場所だけど、素直にお洒落だと思った。街並みといい、そこにいる人といい、空気感といい。
お客さんのことを観察してる主人公の公子。そして一緒にドーナツを買いに来る男性に、いつも「半分こしようか?」と聞いて、どう答えるのかを探る女性。いつも不機嫌にオールドファッションを1個だけ買ってく女性。『お、何かあるのかな?』と思って少し前のめりになるが、そんなたいした展開は特にない。結局はホンワカした店の雰囲気が映し出されるだけ。
ただ、それがいいのだ。短編映画に伏線回収やら謎解きやらそんな複雑なものはいらない。こちら側の隙間時間を、特に感情を揺さぶることなく適度に埋めてくれる。それで十分。あまりにもボーっと見てしまったので、コーヒー飲んでドーナツ食べながらもう一度見たい。
ありがとうございました。