暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

孤独な管理職の心情

会社組織って、たいていはピラミッド型になっていて、今思えば平社員のうちはたくさんの同期とワイワイ言いながら、それなりに仕事も仕事以外も楽しくやれていた気がする。ところが上にいくに連れて同じ視点で仕事をする仲間はどんどん減っていき、気づけば周りは過疎地のごとく同じマネージャーが点在するだけの状態。

 

………つくづく管理職は孤独だ。

 

先日、「人」の調整が絡む案件を2件ほど、社内ではまだ期待している部下に任せてみたのだが、こちらの設定したゴールにはほど遠い結果が返ってきた。結局は今まで俺がほとんどお膳立てしていたり、後ろで睨みを効かせていたから『上手く立ち回れているように』見えていただけなのかもしれない。俺の上司からは、俺の後釜を育てること。そしてその後釜は(消去法になるが)その部下でいいんじゃないかという話もあったが、やはりもう少しじっくり考えないといけない。

起業した社長に『どういう人材が欲しいか?』と聞くと、多くの人が『自分と同じ人がもうひとり欲しい』と答えるらしい。最近になってその気持ちがよく分かる。俺と同じ人が無理なら(当たり前だけど)、俺がもう一人分仕事できるくらいの時間と気持ちのゆとりとツールが欲しい。自分で自分を動かすのは簡単だけど、人を動かすこと。しかもこちらの意図するように動かすことって本当に大変なんだ。この苦労、少しだけでも分かっておいて欲しいよね。