暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

今週のお題「ほろ苦い思い出」

今週のお題「ほろ苦い思い出」

今日は2月14日のバレンタインデー。久々にお題に参加することにしました。

妻と出会い、結婚してからバレンタインデーなんてものに何も心動かされることはなくなりましたが、それまでの間、主に学生時代なんかは2月初旬から世間が『バレンタイン一色』になっていくのと相反して「なんて残酷なイベントなんだ」と思っていた記憶があります。

モテるのかモテないのかなんて、それぞれの価値観によるんだから放っておいてやれよという話なんですが、異性からの評価が見事に見える化、もらうチョコレートの数というもので数値化されてしまう日。特に若いときは世の中を斜めから見ていた俺は、バレンタインデーについてはそういう目で見ていました。そう考えると、LINEギフトなるものは凄いですよね。その部分を見事にオブラートで包んでくれている。「きっとこの開発者も同じ思いだったに違いない」なんて勝手なことを想像してしまいます。

さて、ほろ苦い思い出です。何年か前、会社の女子社員から共同でチョコレートを『これ、私たちからです』ともらったことがあります。しかし箱を空けると「あれ、量多くね?」と少しだけ気になりました。しかし直前に4人の子供たちの話をしていて、いただいたタイミングもちょうど子供の話題のあとだったので、そのまま持って帰ってしまいました。間違いに気づいたのは後日、もちろん箱がすべて空になってしまってからとなります。どうやら「俺に」ではなく「俺を含めた部署の男性に」ということのようでした。

さー、気づいてからが大変です。上司や同僚、部下の男性社員には女子社員にバレないようこっそり謝らないといけないし、ホワイトデーのお返しは一人で人数分用意しなきゃならないし「なんで俺に渡すんだよー?」という思いと同時に、自分の鈍感さを恨みました。

ただこの話には後日談があって、女子社員からのチョコレートは連名でいただいたのですが、俺からのお返しは個別にさせていただいたことが好評だったらしく、彼女たちのなかで『Dr.KJさんだけはきっちりとしてる』としばらく話題だったそうです。(いや、俺は妻の言うとおりに振る舞っただけなんですが…)

個人的には何かと『面倒くさい』部類のバレンタインデー。慶事の際にいただいたお祝いには内祝いを返すという良く分からない慣例と同じで、義理チョコ文化は無くしていく方向でいいんじゃないでしょうか。