暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鎖骨骨折 本格的にリハビリ開始

令和5年12月6日

[手術から37日目]

前日の夜、またしても突然に襲ってきた激痛。2回目の外来に行き、骨の経過は順調だと聞いていただけに、心が折れそうになった。そして何よりも恐怖感。またしてもあの痛みが襲ってくるんじゃないか。このまま右腕を動かせなかったら元の状態に戻らないんじゃないか。手術から1か月経っても続いているこの不自由な生活に、さすがに少々弱気になる。とはいえ、ネガティブなことばっかり考えてても仕方ない。心配ごとの9割は起こらないんだっけ?だからできることからするしかない。俺に今できることって何だ?それはもうリハビリしかないよね。ある意味で、楽観主義者。深く物事を考えない。問題が起きる前に悩むんじゃなく、起きてから悩んだらいいやん。そんな自分の性格には拍手。

 

そういう訳で、骨の経過が順調だと聞いた2回目の外来翌日から、本腰を入れてリハビリを開始することにした。しかしまずは「どう動かせばいいのか?」という疑問。一応、主治医の先生からは振り子運動や、仰向けに寝て左手で右手を支えながら可動域を広げていく動かし方を教えてもらってた。けど前者はまだできるとして、後者は寝転ぶスペースもいるし、なかなか気軽にできるもんじゃない。あとは筋肉とかスジとか、ストレッチと一緒でやっぱり温まった状態で伸ばしたい。そんなことを考えつつ、通勤電車ではGoogleでひたすら『鎖骨遠位端骨折 リハビリ』とか『鎖骨 フックプレート 可動域』とかって検索し、自分のなかで作戦を練った。

 

そして結論。風呂でしよう。

 

困りごとの9割は風呂に入ったら解決できる。半分は冗談もあるけど、そういえば仕事の企画で困ってたときとか、トラブルの解決策とか、湯船に浸かってるときとかシャワー浴びてるときに閃いた気がする。リラックスできる環境が良い作用をもたらすとか、身体が温まると柔軟な思考ができるとか、何かあるのかもしれないね。

 

肝心のリハビリメニュー。まずは全部で3種類設定した。正式な名前が分からないので、筋トレの感覚で書いちゃって申し訳ないけど、肩のフロントを狙った2種類と、サイドを狙った1種類。

まずフロント部の1種類目。湯船に座って右ひざの上に右ひじを乗せ、腕をまっすぐ前に伸ばす。これ、手首を支える形だとどうしても肘から肩までが上がりきらなかったから、腕の重さを支える感じのスタートポジション。その状態から、腕を支えるように右ひざをゆっくり上下に動かし、固まってしまった肩をフロント部にストレッチかける。すごく不格好だけど、風呂で誰も見てないから許される姿勢。これをまずは肩回りがほぐれるまで。

次にフロント部の2種類目。湯船の中に膝立ちの状態になり、前の壁に右腕をつく。最初は90度にもできなくて、腕はおへその高さくらい。その状態から正座するように身体ごとゆっくり上下させる。慣れてくれば少しずつスタート時の腕を高くして、フィニッシュ時にストレッチがかかるようにしていく。

最後はサイドを狙った1種類。これも単純な動き。浴槽の縁に腕を乗せ、同じように膝立ちの状態がスタート。正座するように沈み込んで肩をサイドにストレッチする。

それぞれ回数は決めず、毎日の目標は、少しずつ可動域の広がりを実感するくらいまでにした。決して無理せず、焦らず、そしてよくよく身体を温めながら。

 

この記事を書いてるのはその週の日曜日だから、リハビリを始めて5日目の現在。状態だけど、おかげさまで肩の可動域はやや改善。。。されてきてる気がする。(もちろん劇的に動くなんてことはないけど)昨日よりも今日、今日よりも明日って感じで改善されてるような気もするし、それに併せて例の『ビキッ』という痛みの回数も減ってきた雰囲気がある。そして何より大きいのは、リハビリすることで気分が少しポジティブになれてることかもしれない。身体を動かすことで、早く以前のように「筋トレしたい」とか「自転車に乗りたい」とか、そういう欲望が蘇ってきそうな気がするという気分の面の改善。こういうの確かアズイフの法則っていうんだっけ?

 

まだまだ負荷をかけられないんで、筋力が全然戻ってこない。だから普通の姿勢でも強烈な違和感。僧帽筋の張り。そして睡眠時に仰向けになれば腕の重さによる鈍痛。何事も一度に良くなることなんてなく、それは気分の面でも一緒で、良かったり悪かったりを繰り返してる毎日。そんななかでも確実なことはあって、一つ目は骨折後や手術後の最悪な痛みはもう来ないってこと。二つ目は快復するにはリハビリ以外の方法はないってこと。三つ目は明日の状態は自分でも分からないから、明日は明日の風が吹くと思うしかないってこと。

 

まぁ頑張っていきましょう。