暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

骨の再生、完了!

3月30日の土曜日。約2か月ぶりの外来だった。朝9時からの予約にも関わらず、春眠暁を覚えず……起きたのが8時をまわっていた。前日に令和5年度の仕事納めをしてきた疲れも感じながら、大急ぎで用意をして妻に病院へ送ってもらい、なんとか間に合った。

いつものように機械で受付を済ませ、まずはレントゲン撮影。今回はいつもの技師さんじゃなく、新しい技師さんだった。ベテラン風のオジサマじゃなく、若くて可愛らしい女子。こういう細かいところに、この時期はすごく年度替わりを感じてしまう。

その後、整形外科の診察室の前で15分弱待っていると、俺の番になった。入るなり、やはり最近の近況を聞かれる。

「お久しぶりです。どうですか?」
「鋭い痛みはマシになりましたけど、違和感は凄いです。あとやっぱり90度以上に腕を上げようと思うと辛いです」
「そうですかー。じゃあやっぱり抜きましょうか。骨はひっついてますので」
「お願いしたいです。けど4月以降の予定はすぐに分かりません」

そりゃ、本音を言えば最短で手術できるならそれに越したことはない。けど、昇進していきなり休むということや、できるなら仕事の繁忙期より閑散期で調整したいという思いが頭をよぎった。

しかし実際に右肩の可動域を確認してもらうと、かなり硬いらしい。ある程度は柔らかくしておかないと、抜いた後のリハビリも大変だとか。骨が歪むことなくひっついたので、もう可動域の制限も特にないそうなんだけど「え、ほんとに上まで動くの?めちゃくちゃフックプレートが引っかかる感覚あるよ??」という心境は変わらずだった。

そしてもうひとつ聞かされた話。それが主治医の先生が4月から別の病院に異動するということ。まぁ会社員と一緒で、系列病院をぐるぐると回るんだろうけど、なんか肩透かしを食らったような印象は正直なところ。結局、手術するとなっても後任の医師の診察受けてからになるのでは…?と思っていると

「じゃあ次回は6月15日に来てください。後任には引き継いでおきます」
「えっと、そのときに手術の日程を調整させてもらったらいいですか?」
「そうですね。8月か9月くらいになると思います」
「そのときの入院期間はどれくらいですか?」
「前日に入院。全身麻酔で手術して、翌日か、心配な方は翌々日に退院されます」
「2泊3日か、3泊4日ということですね」
「そうなると思います。それじゃあ、あと痛み止め処方しておきますね」

あらためて考えると、結構あっさりしたもんだ。だけど、骨の状態にひと安心する気持ちもあれば、この違和感をあとまだ5~6か月続くというストレスもあったり、心中なかなか穏やかではない帰り道だった。

その後、同じ日に予約をとっていたリハビリのクリニックへ行った。担当の理学療法士さんの診察の結果を伝え、いつものように2単位の施術。この1か月で可動域はかなり大きくなっているそうで、比較的順調に進んでいるらしい。こちらではおかげさまで色々と前向きなお話を聞くことができた。

つくづく、事故は一瞬。怪我は一生だね。骨が引っ付いたんなら、そろそろ自転車も再開しようと目論んでるけど、くれぐれも安全運転しなければ。