暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

理想の上司像

先週末からの穏やかな天気が続いており、今日も天気が良い。最高気温は21度だそう。晴れの月曜日は気のせいか心穏やかになる。そして、今日は4月1日だ。気づければ令和6年度があっという間に終わっており、今日から新年度に入った。とにかく時間の経過が早い。早すぎる。つくづく人生の後半は時間を大事にしなければと思う。

さて、今日は昨年度と今年度の違いについて考えてみたい。あくまでも仕事面の違い。

役職

おかげさまでこの4月から管理職になり、課長という肩書きが付いた。それまでも課長補佐だか課長代理だか、よく分からない立場にはいてて、ほぼ管理職みたいな仕事内容だったんだけど、それが正式にものとなった。なのでマネージャーという仕事は一年生ということになる。直属の部下は4名。ただし立場上、組織全体を束ねることになるので、どうやって切り盛りしていこうかと考えると、さすがに鋼のメンタルを自負しているとはいえ、グラグラと揺らいでくる。

この会社で40歳で管理職になることは、異例のスピード出世だそう。実際に年上部下が一気に増えるので、まさに大外からのごぼう抜き。ある程度想定はしているけども、妬みや僻み、足の引っ張り、根も葉もない(?)噂話なんかは色々と出てくるんだろうなと思ってる。

正直に言うと、2月くらいから夜にそのことを考えると眠れなかった。けど、今はもう半分開き直ってる。抜擢してくれた部長や、前任の課長に恥をかかせないよう精一杯やるだけ。ポジションスキルと同時に、ヒューマンスキルを高めて、付いてきてくれる人間を増やしていきたい。

仕事内容

役職が変わるので当たり前だけど、プレイヤーとしての仕事はいったん終了。いや、正確には後任が育つまで今の仕事も掛け持つことになったから、しばらくは究極のプレイングマネージャーになるんだけど、それでも本業はマネージャーなので、今と同じようには立ち回る訳にいかない。

プレイヤー時代、半分自慢も入るけど、たぶん俺は上にとったら相当に使い勝手の良い社員だったと思う。振られた仕事を断ることは「仕事人としての美学に反する」と考えてたし、上司から頼まれた仕事はどんなものでも順番は最優先。そのうえで自分の仕事を遅らせたことはなく、成績は常に社内でトップ3以内をキープ。企業した社長が一番欲しい人材は自分の分身だという話を聞いたことがあるけど、まさに今そんな心境で、この使い勝手の良いプレイヤーが抜けた状況をどうやって乗り切るか。マネージャーとして、俺の分身をどうやって作っていこうかというのが、当面の課題。

人間関係

ポジションが上がれば、見える景色が変わるというのは良く言われるところ。これまでの経験も踏まえ、それは俺もそのとおりだと思う。対外的な人間関係はもちろん。ただしここでは対内的な人間関係を考えてみる。上にも書いたとおり、同期や元上司を追い越して管理職になる訳だ。立場上、ときにシビアな判断をしなくちゃいけないことも出てくるだろうから、慣れ合う訳にいかない。味方作りをすると同時に、ときにはその味方に切腹を命じるくらいのことは考えておかないといけない。そういう意味で、付き合う人間は考える必要がありそう。

ただし幸いなことに、俺は社内ではどちらかといえば一匹狼を貫いてきた。どの派閥にも属さず、特定の人間とつるむこともなかった。プライベートの連絡先を交換している者もごくごく少数。なので、引き続き、生活感を見せないスタイルを続けていこうと思っている。

その他

まぁこれはすぐに終わるだろうけど、デスクの引っ越しをしなきゃならない。効率を上げるための投資は惜しみなくしてきたおかげで、PC周りを含め俺のデスクはかなりカスタマイズしてある。モニターアームで拡張している3画面のディスプレイ。有線が嫌いなのでことごとくワイヤレス化している各種ガジェット。選りすぐりの文房具たち。人知れず休息するためのデスク下のリラックスツール。

なぜか誰かに手伝ってもらってするのは嫌なので、自分ひとりのときに黙々とやりたいタイプ。なんとなく完成はGW空けくらいな気がする。実はメカニカルキーボードもこのタイミングで欲しい。

そんな感じで色々考えるんだけど、最後に、俺が下っ端のときに見てた上司たちのことを考える。どちらかといえばクソ上司が多かった気がするけど、やっぱりなかには俺自身の仕事観に影響を与えてくれた人もいる。厳しいとか優しいとか、そういう単純なところではなく、尊敬できるかどうか。なので、今の部下たちにとって俺がどう映ってるのかは常々意識しておきたいと思う。同じようにはできないし、きっとそれはしなくていいだろうから、俺なりの色を少しずつ探していきたい。理想の上司像。部下のためにそうなりたいんじゃなく、結果、部下に理想と思ってもらえれば嬉しい。頑張っていこう。

 

 

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