暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

"ながら"でできる力

もし1つだけ好きな能力を手に入れられるとしたら、どんな能力が欲しいか。

 

最近こんなことを考えるときが多くある。通勤電車に乗ってるときとか、風呂の湯船に浸かりながらとか、布団に入って寝る前とか。なぜだろう。けど俺は妄想族と自負してるから、今回が初めてではない気がする。昔からたぶん「しょーもなさ」はあまり変わってない。だけど最近になって、その考える中身だけは確実に変わってきている気がする。40歳という折り返し地点を回ったからだと思うけど、人生の後半戦を意識しているのだろう。

それを踏まえて最初の答えを書くと、今一番は「"ながら"でできる力」が欲しい。半分真剣に、半分憧れを持って言うんだけど、例えば映画を見ながら小説を読める力。例えばブログ記事を書きながら事務作業できる力。仕事のマルチタスクとはちょっと違う。イメージとしては、絶対に並列できないものを同時にする力。

若いときって、その若さゆえに「時間は無限にある」ように感じてた気がする。今考えると、時間の無駄遣いも多かった。それがようやくこの年齢になって『1日が24時間しか』ないこと。『1年が365日しか』ないことに、凄く焦りを感じている。どんなにお金持ちであっても、どんなにイケメンであっても、反対にそうじゃなくても、時間は平等に過ぎていく。そう、今のこの一瞬が戻ってくることは二度とない。

そう考えると、俺に残された時間をいかに有効活用、自分自身が満足いく使い方できるかなと思ってしまう。見たい映画はたくさんあるし、読みたい小説もたくさんある。その後はアウトプットのためにブログ記事にしたいけど、平日は仕事もしなきゃならない。そんなジレンマを感じれば感じるほど、「"ながら"でできる力」を求めてしまう。

まぁ叶うことがないから良いのかもしれない。だから「時間」を意識するようになれたとも言えるから。けどひとつだけ。若いときはそんなこと気にしないで、勢いとか感情に任せて突き進むから楽しいというのも事実。人生って深いね。