著者 いしかわ ゆき
いつもは小説ばかりを読んでるんだけど、たまには違うのもということで。この本は珍しくKindle版で読ませてもらいました。けど書籍で付箋つけながら何回でも読み返したくなった本です。
[本の概要]
『書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜』は、クロスメディア・パブリッシングから2021年8月31日に発売されたそう。著者は、ライターでありnoteで「"書く"が好きになる文章マガジン」を連載しているいしかわゆきさん。この本ではいしかわさんが「書く習慣」について語っており、書くことの力や楽しさ、習慣化のコツなどを紹介しています。
[本を読んだきっかけ]
正直に言うと、最初のきっかけはPrime Readingで無料で読めたから。作品のことも著者のことも全然知りませんでした。しかし20年ほど前に世の中にブログが流行り出したころ、自分もその流行に乗ってブログを開設し、それなりの数の記事は書いており(日記がメインだったけど)、ちょうどX(旧Twitter)やInstagramという短文SNSに飽きてきたタイミングだったので、また長文書くことをやってみようかなと。それに仕事でも文章を書く機会が増えてきたので、文章力を向上させたいという動機から。
[本の内容]
第1章では、言葉と仲良くなることで書けるようになる方法を紹介しています。例えば、自分のために書いていいということや、自分はアホだと思えばアウトプットできるということなど。
第2章では、習慣になれば書くのが楽しくなる方法を紹介しています。例えば、視界の端にチラつかせることや、自分日記をつけることなど。
第3章では、ネタを見つけられると止まらなくなる方法を紹介しています。例えば、愛のある発信や、自分に取材することなど。
第4章では、ちゃんと伝わると嬉しくなる方法を紹介しています。例えば、中学生にも伝わるレベルの文章や、たったひとりの向こうに世界が広がっているということなど。
第5章では、読まれるともっと好きになる方法を紹介しています。例えば、文章の顔は三枚目くらいがいいということや、1%の体験は100%の評論に勝るということ。
第6章では、「書く」ことが与えてくれるものを紹介しています。例えば、世界のどこかにいる仲間が見つかることや、文章がひとり歩きして自分を広めてくれることなど。
[感想]
この本を読んで、「書く」ことの楽しさや意味を改めて感じました。特に、第2章の「自分日記」をつけることや、第4章の「中学生にも伝わるレベルの文章」を書くことには、すごく共感がありました。ささやかながらnotionで日記をつけるようになったんですが、それを時間が経って読み返してみると、そのときの自分の感情や考えを振り返ることができるようになった気がします。時間つぶしにスマホでゲームするより、ずっと健全で生産的。(たまに恥ずかしくもなりますが)また、中学生にも伝わるレベルの文章を書くことを意識することで、自分のメッセージをシンプルに伝えられるようになった。。。と自分では思っています。
[まとめ]
この本は、書くことの力や楽しさ、習慣化のコツなどを紹介する本です。この本は、文章を書くことに苦手意識を持っている人や、文章力を向上させたい人におすすめかなと思います。著者のいしかわさんも、もしかすると読んだ人が「書ける人」になるきっかけになれば良いという思いを込めて、この本を書かれたのではないでしょうか。あとは今年の4月に『聞く習慣〜自分と人生が変わるいちばん大切な会話力~』というのも発売されてるそうで、こちらも読んでみたくなりました。
ありがとうございました。
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