暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

飴と鞭のお話

今日は簡単に、仕事をするうえで、飴と鞭のお話。

俺の会社での労務管理は、一元的には部署単位となり、俺は直属の部下4名の労働時間を管理している。もちろん就業時間という会社のルールは守らないといけないのだけど、①事前に連絡や相談があり、②こちらがやむを得ない事情と認め、③かつその時間が数分単位(概ね15分以下)である場合、俺は遅刻や早退時間は目をつむることにした。

それのためにまた遅刻とか早退の申請をさせて、俺がそれを承認するという時間が無駄だし、その分はその日の業務を頑張ってやり、盛り返してくれたらいい。他の部署に対する目もあるから「結果を出していたら何をしてもいい」とは言わないし、このことを『当たり前』な態度とされるのは違うけど、家庭があったり子育てしたり、親元から離れてひとり暮らしをしている状況を考えると、たまには意図せずそういう日も出てきてしまうと思う。それで気分の浮き沈みがあるくらいなら、俺は君たちのモチベーションの方を優先したい。今朝のミーティングで部下たちにそう伝えた。

反対に鞭のお話。具体にどんなことがあるだろうかと考えるけど、たぶん俺の求める仕事の『普通』が、すでに十分に鞭なんだと思う。それはきっと長くなるから、また別の機会でのお話にしますが、たとえば、資料や文書の作り方とか、振った仕事に対するレスポンスの早い遅いとか、会議の下準備の仕方とか。意識しているのが『どこに出しても恥ずかしくないよう育って欲しい』ということ。間違っても『あなたなんてどこに行っても通用しないよ』なんていう上司の無能さを言葉にするなんてことしたくないしね。

ただし、この話にはもうひとつあって、俺自身にはその飴は適用していない。それは俺自身がずっと意識しているマイルールがあるから。

 

誰も見てないところでこそ、自己を厳しく律するべし

 

部下たちは、この背中を見て何か感じてくれたら、それで良し。