暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

読了 自由研究には向かない殺人

著者 ホリー・ジャクソン
(翻訳 服部 京子)

高校生のピップは自由研究で、自分の住む町で起きた17歳少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために自由研究を口実にインタビューする。だが、身近な人物が容疑者に浮かんできて…。ひたむきな主人公jの姿が胸を打つ、傑作謎解きミステリー!

~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この小説は、ピップという女子高生が、自分の住む町で5年前に起きた少女失踪事件を自由研究のテーマに選び、真相を探るというストーリー。「自由研究には向かない殺人」というタイトルは、ピップが選んだテーマがあまりにも危険で、周りから反対されることを示している。

 

5年前の事件では、少女の交際相手の少年が遺体で発見され、警察は彼が少女を殺害して自殺したと発表された。しかし、ピップはその少年が無実だと信じており、彼の弟と協力して証拠を集めていく。やがて、ピップは事件に関わる人々の秘密や嘘にぶつかり、自分の命も危険にさらされることになる。。。。

 

この小説は、ホリー・ジャクソンさんのデビュー作品だそうですが、非常にスリリングで読み応えのある作品。登場人物たちの性格や関係も魅力的で、ピップの探偵ぶりに応援したくなる。特に、ピップと少年の弟のロビーの仲が良くなっていく様子が可愛らしい。また、この小説は「自由研究には向かない殺人2」という続編もあるそうで、それぞれ独立して読める作品だとか。

 

この小説のテーマは、友情や正義や愛について考えることのような気がする。ホリー・ジャクソンさんの作品はどれも面白いと聞くが、本作品はおすすめです。興味のある方は、まず読んでみてください。

 

ありがとうございました。