読了　シーソーモンスター

著者　伊坂　幸太郎

バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。時空を超えて繋がる二つの物語。「運命」は、変えることができるのか。

～～～～～以下、感想。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
娘の部活の試合の応援へ行った際、時間つぶしのためにたまたま入ったブックオフで気になり購入。待ってる間に少しだけ読みだすと、一気に物語に引き込まれてしまった。

昔、めちゃくちゃハマった伊坂作品。久々に読むとやっぱりこの世界観には魅了されてしまう。

前半の「シーソーモンスター」は、元情報員の妻と姑の争いを描いた作品。後半はフリーの配達人に託された謎の手紙を描いた「スピンモンスター」という作品。中編小説２本が収録されている。

もちろんこの２本の物語は、時空を超えて繋がっているという仕掛けがあり伊坂幸太郎さんらしいユーモアやサスペンスが楽しめる作品です。

ありがとうございました。

暁降ちのころ