アマプラで「愛がなんだ」から流れ着いた本作品。2022年2月公開で、監督は城定秀夫さん。出演は瀬戸康史さん、さとうほなみさん、河合優実さん、中島歩さん、向里祐香さん他。最初はながら見から始めた作品だけど、途中何度か出てくるラブシーンの迫力が想像以上で、見る場所には気を使うが、思わずのめり込むほどの内容。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
古本屋の店主・多田(瀬戸康史)は、一花(さとうほなみ)のことが忘れられない。その古本屋には、女子高生・岬(河合優実)が通い、多田に一途に求婚。一方、亮介(中島歩)と婚約中の一花。式の準備に追われる彼女は、亮介とウェディングプランナーの美樹(向里祐香)が男女の関係になっていることを知らずにいて...。
始まってからしばらくは、河合優実演じる女子高生の岬の純粋な恋が軸になるのかなと思っていたが、すぐにその期待は裏切られる。どちらかといえば、それは後に描写される形容しがたい大人のドロドロを和らげるための中和剤的存在である気がした。
そして冒頭にも書いたラブシーンの迫力。さとうほなみさん、向里祐香さんの演技は圧巻で息をのんだ。めちゃくちゃリアル。リアル繋がりで言えば、結婚式準備に新郎が協力的じゃないシーン。既婚男子の結構な割合がドキッとするんじゃなかろうか。
ジャンルとしては、ラブコメディと書かれていたので、どこにコメディ要素があるのかと思っていたが、最後の方の「下手くそなんだよね」には思わずニヤリとさせられた。それも含めて、Filmarksを見ていてすごく刺さったレビューの内容をひとつ紹介しておく。
本作は30歳過ぎのおじさんが、今をときめく河合優実に告られるという夢のような作品である一方で、不倫相手にトラウマ級の言葉を突きつけられるという地獄のような作品でもあった。
ありがとうございました。