暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 名前のない女たち ~うそつき女~

SNSでおすすめされていた映画を検索し、次に見ようとウォッチリストに入れたあと、ふとこの作品がリストに上がっているのに気がついた。自分から積極的に見ようとは思わないジャンルだけど、86分という上映時間が空き時間にちょうどよく、サクッと鑑賞してみた。監督はサトウトシキさん。出演は吹越満さん、城アンティアさん、円田はるかさん他。

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以下、あらすじ。(参照 Filmarks

ルポライターの志村篤(吹越満)は、主にAV女優を専門に取材をしては本にしていた。AV女優を「人前で裸になってセックス売ってるだけの社会の底辺」と内心バカにしつつも、彼女たちの前では「尊敬している」と言ってみたりしていた。自分が心底見下している対象であるはずのAV女優たちに、なぜ彼は執着し、追い続け、そして取材し続けるのか。彼はある種の矛盾を抱えていた。彼をそこまで惹きつけて止まないAV女優とは。そんな中、企画AV女優である前田葉菜子(城アンティア)と取材を通して出会う。いつものパターンだと思った。惨めなくせに、そこを直視することなく、「充実している」「幸せ」「AV女優は夢だった」等と言っては明るく振る舞い、空虚な嘘で作り固められた今までのAV女優と同じだと思っていた。しかし、葉菜子は何かが違っていた。一方で、葉菜子の妹の前田明日香(円田はるか)は、高校を中退し、若さも時間も持て余していた。実家に全く帰ってこない葉菜子に会いに、田舎から親に内緒で出てきてしまう。そんな時、ワケありのホストとして働き始めていたツバサ(小南光司)と出会う。それぞれが、それぞれに、切ない人生を日々生きていて、心にある闇や、葛藤、矛盾、言いようのない何かを抱えて、それでも生きて・・・・・・

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今回は俺もレビューサイトと同じくの評価。吹越満さんの出演でなんとか成り立っているような気がしたけど、ストーリー、映像、展開ともに特筆すべき点はなかったのかなと思った。少し前に「愛なのに」を見たからだと思うけど、ラブシーンにも全然迫力がなく、タイトルからも、もう少し期待したのにという肩透かし感だけが残った。

しかしこれが第2作目ということ。それを考えると、鳥肌実が出ているらしい第1作目は少しだけ気になる。原作含めて、機会があればトライしたい。

ありがとうございました。