秋★枝さんによる漫画が元になっている映画で、2022年6月公開。映画の舞台は岡山県で、出演は神尾楓珠さん、西野七瀬さん、平祐奈さん、馬場ふみかさん。第44回ヨコハマ映画祭において、その4人が最優秀新人賞を受賞するという同映画祭初の快挙となった作品だそう。アマプラを開くとトップにでかでかと出てきて、気になったので週末に一気見してしまいました。
ちなみに元の漫画は読んだことがなく、作品そのものも知りませんでした。しかも出演の4人のなかで知っているのは神尾楓珠さんのみという状況。普段から地上波テレビというメディアにほぼ接しない生活をしているアラフォーなので、その辺はご容赦ください。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな2人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で“恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に…。数千年もの間、人類誰しもが悩んできた「恋」を、果たして彼らは解くことができるのか?そして、それぞれの恋の行方は―?
見終わった感想としては、最初から最後まで西野七瀬さん演じる北代が可愛く感じました。バイトしてる姿も、片膝立ててビールを飲んでる姿も、西条にちょっとダル絡みする仕草も、旧片山家の縁側でだっさいパジャマ着てビール飲んでるところも。あとは最後の美術館のシーン。二人は幼馴染で、最後には恋人になりましたけど、こういう男女の友達っていいなーと思いながら見ていました。
そして恋する人の周りには光が見えるという設定ですが、なんとなく雰囲気は分かります。いわゆるこの年代。俺が大好きなモラトリアム後期の若者が恋してるという状況だけで、アラフォーの俺にはキラキラして見えてくるような気がします。
これはレビューサイトで見たコメントの引用。「理論上の恋、勝ち取ってこその恋、幼馴染のくすぶった恋、それに揺れ動く人々。恋の定義とは、辞書に書いてあるほど簡単なものでもなく、難しくもない。直感で好きだ、と思えばそれは恋。でも、伝えたくてもなにかが邪魔をする。観ていてじれったくも、華やかで、苦しくても、美しい。そんな映画。」俺も本当そう思いました。
そういえば、今はもう疎遠になってしまったけど、小さいときは毎日のように一緒に遊んでいた幼馴染の子は今頃何してるんだろう?ふとそんな気持ちにもさせてくれました。
ありがとうございました。