暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

1on1の記録

先週、遅ればせながら部下たちと今期最初の面談を行った。いわゆる1on1というやつ。される側は何度もあるけど、する側は初めて。とはいえ、マネージャーになる前は、いつもその段取りや準備を事務方としてレクチャーしてた立場なので、きっと誰よりも詳しい。それでも下準備には時間をかけたほう。

面談では、まず年度末に会社に提出しなきゃならない我が社の勤務評価における制度面の説明と、年間でこちらが行っていく評価スケジュールを説明。その後、今期で「あなたに期待していること」を伝え、それに対して本人の考えをヒアリング。ここまででだいたい10分弱くらい。そして、ここからは攻守交替し、部下から話をしてもらった。

事前に「聞きます」と投げていた話題は次の項目。

  • 現在の体調(10段階で)

どなたのブログで書かれていたのか失念してしまったが、これは最初のアイスブレイクとしていいなーと思ったので採用した。5段階だと3に偏ってしまうらしく、10段階とするのが肝だとか。答えとして、部下たちからは揃って『7~10です』と返ってきたので、ひと安心。

  • 直近の仕事の振り返り

これは、俺が見ている彼らの仕事ぶりと、彼らが自己評価している自身の仕事ぶりに、どれくらいギャップがあるのかを知りたくて聞いてみた。例えば、最近めきめきと成長してる2年目女子からは『理解できる仕事の幅が広がってきた気がします』とキラキラした目で返されて、反対にこっちが元気もらったし、俺自身が「ちょっとどうなん?」と思ってた係長は、自分でも『ちょっとまずった』という認識だった。なので、今のところはまだお互いの認識が共有できているという雰囲気。

  • 短期目標、長期目標について

みんな答えに詰まってる雰囲気だったから『じゃあ具体に短期は向こう3か月、長期なら今年度末までくらいで、何か目標は立ててる?』と聞いてみた。まだ裁量もそんなに無い状態で目標って言われても困るのは分かる。けどこの質問は、その人の思考がどれくらい前を向いてるかどうかを判断するために聞いてみた。と言うのも、自転車に乗るのと一緒で、足元の仕事しか見てない場合はそのうち転んでしまう気がするので。その意味では、適性を図る質問だとも言える。

  • 将来の自身のキャリアについて

この質問はちょっとずるい質問。建前としては「あなたのやりたいことが叶うよう、できるだけチャンスを提供してあげたいと思ってる」から聞いているんですよとしている。もちろん全然嘘ではない。だけど一方で、次年度だったり3年後の組織を作るうえで聞いておかないといけないというのが本音の部分。例えば、将来的に部署のセンターに据えようと思ってる社員が『結婚するんで3月で退職しまーす』となったり、本気で育てようと負荷かけた瞬間『本当は●●(別の部署)の仕事がしたい』と言われても困る。部下から返ってきた答えは様々で、言葉は選んだ感じの回答だったけど、なんとなくのそれぞれの意向は読み取れたので、これも想定どおり。

  • その他、話をしたいこと

ここは自由。今思ってること。少し前に感じたこと。はたまたプライベートなこと含め、制限なく、ざっくばらんに話をしてもらった。内容は割愛。

  • 俺への宿題

最後、次回の1on1までに俺にしておいて欲しいこと、考えておいて欲しいことなど、部下から俺への宿題を作ってもらった。みんな遠慮するかなとは思ったけど、ミーティング全体が円滑に進んだからなのか、色々と話をしてくれて、反対に俺自身の改善点もいくつか見つかった。例えば『特に忙しそうにしてるときに、話しかけづらいときがある』とか、まだ兼務しているプレイヤーの部分の仕事について『お願いしたままでいいのか、こっちで受け持った方がいいのか、少し分かりにくい』というような内容。「誰のせいでイライラしてると思ってるんだよ」とか「それを自分で気付いてもらうために考えてもらってるの」と内心思うけど、相手にそう映ってるというのは事実だから、そこは自分の非を認めないと仕方ない。そこはグッとこらえて笑顔でフォロー。

 

全員の1on1が終わったら、会社規定の様式を作成するとともに、細かい部分はNotionにメモとしてまとめておいた。しかしあらためて話を聴くことの大変さ、思いを引き出すことの難しさを実感した。だからこの記事はその記録のひとつ。次回の直前にまた見返そう。

さて、日曜の大雨から一転して週初めは良い天気。月曜の朝が良い天気だと、その週は少しハッピーな気がする単純な俺。けど頑張って仕事しますよ。