アニメ作品はなかなか観ることがないのだけど、この作品はアマプラの観放題にあがっていて、そのうちに観ようと思っていた作品。それをついに、この前の週末の夜、寝る前のベッドのなかで鑑賞した。
もともとは大今良時さんによる漫画が原作となる作品だそう。それが2016年に劇場版として上映されたのがこの作品。監督は山田尚子さん。声優陣は、入野自由さん、早見沙織さん、悠木蒼さん他。上映時間は129分でした。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
小学生時代いじめっ子だった主人公、ハブられる立場になって深く後悔し、いじめた相手に謝り償いたいと決意する。しかし、「許されたい」というエゴと葛藤することに・・
アニメと侮るなかれ。主人公の石田に物凄く共感して、心動かされてしまった作品だった。間違いなく言えるのは、寝る前に観るもんじゃない…。
実際に俺自身が当事者になったことは無い(気づいてないだけかもだけど)けど、いじめっ子といじめられっ子が、ある一時を境に逆転するなんてことは、学生時代に起こり得ることじゃないかな。その葛藤というのか、後悔というのか、自責の念というのか、そういう細かい心理描写が映像で描かれていて、心に刺さりまくった。あとは「素直」と表現していいのかどうかは分からないけど、小学生ながらのストレートないじめの内容。観ていても少し辛くなる部分はあった。
あとは、ストーリーのなかで描かれていた主人公目線で見る他人の見え方の描写。顔に×印が付いてて、それが外れたり元に戻ったり。なんか表現として凄い上手いなと感じた。人間関係でしんどいときって、確かにこんな風に人の顔見れないんだよね。ここは凄く共感した。
この作品のテーマが「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」だそうで、それが手話というものを含めて表現されている。そして、これはレビューを観て気づいたのだけど、”声が聞こえないのは西宮だけど、人の声を聞いていなかったのは石田だった”というラストシーン。なるほどー。深い。
おそらく、この作品は何度か繰り返し見て自分のなかで咀嚼しながら、過去と照らし合わせながら解釈を深めていかなきゃならない。もう一度言うと、アニメと侮るなかれ。
ありがとうございました。
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