アマプラのトップページに表示されており、なんとなくジャケットが気になったのでウォッチリストに登録。その後、ジムのトレッドミルでウォーキングしながら鑑賞した。もとはビッグコミックスピリッツに連載されていた、むつき潤さんによる漫画作品だそう。
監督はドラマ「silent」や「海のはじまり」を手掛けた風間太樹さん。出演は川西拓実さん、桜田ひよりさん、井之脇海さん、柳俊太郎さん他。2024年5月に上映された119分の映画です。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
頭の中に流れる音を形に出来れば、他に何も要らない——マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄。人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていた彼に、上の部屋に住む女性・潮が挨拶を交わしてきた。その日失恋をしたと言う彼女は、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明ける。やがて潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく——
作品そのものの評価の前に、どうしても気になった点がある。それが関西弁で演技。もうその違和感が気になって気になって仕方がない。千葉県出身の桜田さん、相当に練習したのだろうが、関西人の俺からすると、やっぱり最初のセリフを聞いた瞬間、関西人以外が喋る関西弁に聞こえてしまう。清澄と潮の二人が関西出身ということが、映画のその後の展開にも大きく影響することは無かったように思うから、なぜ標準語設定にしなかったのか…。
映画そのものは、まさにジャンル通りの音楽映画、青春映画という雰囲気。特に清澄が作る音楽は耳障りがよく、映画館やヘッドフォンで聞くのが良いんだろうと思った。重低音が心地よい。あとは作品の色味として青色が印象的。海や空、夜のネオン、暗闇で光るモニター、おそらく監督の風間さんの好みもありそうだけど、俺も同じくなので、その点は良かった。
ただし、この映画のターゲット層は、主演がJO1の川西拓実さんからも分かるとおり、きっと10~20代なのかなと。だとすれば、40代の俺にまったく刺さらないのは当たり前。だから良い悪いは別として「こういう映画もあるよね」というのが率直な感想。
ありがとうございました。