暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 グランド・ブダペスト・ホテル

2013年に公開されたドイツ・アメリカ合作のコメディ・ドラマ映画。仮想の国ズブロフカ共和国にある高級ホテルのカリスマ的コンシェルジュである初老の男と、若いベルボーイの交友を描いた作品です。監督・脚本はウェス・アンダーソン、主演はレイフ・ファインズ。第64回ベルリン国際映画祭審査員グランプリや、第87回アカデミー賞の4部門やゴールデングローブ賞映画部門 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)なども受賞したそうです。

こちらもアマプラの「あなたが興味のありそうな映画」に表示され、やや気になっていたのを思い出し、先週末にサクッと鑑賞させてもらいました。

以下、あらすじ。(参照 20th Century Studios

“伝説のコンシェルジュ”が究極のおもてなしで皆様をお待ちしております。ウェス・アンダーソン監督と豪華スター競演で贈るミステリー・コメディ! 美しい山々を背に優雅に佇む、ヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。その宿泊客のお目当ては“伝説のコンシェルジュ”グスタブ・Hだ。彼の究極のおもてなしは高齢マダムの夜のお相手までこなす徹底したプロの仕事ぶり。ある日、彼の長年のお得意様、マダムDが殺される事件が発生し、遺言で高価な絵画がグスタブに贈られたことから容疑者として追われることに。愛弟子のベルボーイ・ゼロの協力のもとコンシェルジュの秘密結社のネットワークを駆使してヨーロッパ大陸を逃避行しながら真犯人を探すグスタヴ。殺人事件の真相は解明できるのか!?

youtu.be

作品の長さが1時間39分ということもありますが、ストーリーの展開は非常にテンポが良く、最後まであっという間に鑑賞できました。また、いくつかのレビューでも書かれているとおり、映像も綺麗だし、それぞれのキャラクターも個性的だし、インテリアも目を引くものが多くあり、楽しんで観ることができました。

あとは、戦場のピアニストの印象が強かったエイドリアン・ブロディが悪役だったり、ジュード・ロウが役名も無いくらいのちょい役だったり、久々にウィレム・デフォー(俺はいまだにプラトーンのエリアス軍曹のイメージ)を見れたり、キャストについても結構豪華な作品でした。

映画のストーリーはシリアスなテーマなんですが、コミカルに、とにかくお洒落に作られている作品で、俺のなかで『一度見ておいた方がいいよ』映画のひとつかなと思います。

ありがとうございました。