暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

読了 暗号解読(下)

著者 サイモン・シン

当時最強を誇ったドイツ軍の暗号機はいかにして破られたのか。「戦争の世紀」が「情報の世紀」へと移り変わるなかで、数学者たちの攻防は続く。RSA暗号PGP暗号、量子コンピュータ、量子暗号……。ネットや銀行を始め、知らずに我々の周囲に溢れる暗号技術の現在と未来、歴史の背後に秘められた人間ドラマを解き明かす傑作ノンフィクション。巻末に「史上最強の暗号」とその回答を収録。


~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上巻を読んだ勢いのまま読み進めた本作の下巻。今、読み終えた率直な感想としては「超難しい」内容だった。

特に中盤以降は私の苦手な数学や物理に関連するものが多くなった印象でそれでも最後まで読めたのは、途中途中で展開される人間ドラマに引き込まれるからだと思う。

訳者あとがきに、二十一世紀に登場する暗号関連の本のなかで傑作のひとつになるだろう。とあった。他の書籍を読んでいる訳でもないし、数学者や物理学者の足元にも及ばないけど『情報』というものに対する暗号作成者と暗号解読者の攻防の歴史には、十分興味を持たせてくれる。

私はもうお腹いっぱいなので、そこまでするつもり無いですが興味がある人は巻末にある付録「暗号に挑戦」もしてみたらいいと思う。

ずっと読みたかった本、ようやく読破できました。

ありがとうございます。