暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 mid90s ミッドナインティーズ

TikTokのタイムラインに流れてきた作品で、気になったのでウォッチリストに登録していた。85分という時間が、週末の夜に合間で見る作品としてはちょうど良かった。

何の予備知識もなく、青春映画とだけの情報をもとに鑑賞。上映されたのは2020年の9月だそう。監督はジョナ・ヒル、出演はサニー・スリッチ、キャサリン・ウォーターストーン、ルーカス・ヘッジズ、ナケル・スミス他。

www.transformer.co.jp

以下、あらすじ。(参照 Filmarks

1990年代半ばのロサンゼルス。13歳のスティーヴィーは兄のイアン、母のダブニーと暮らしている。小柄なスティーヴィーは力の強い兄に全く歯が立たず、早く大きくなって彼を見返してやりたいと願っていた。そんなある日、街のスケートボード・ショップを訪れたスティーヴィーは、店に出入りする少年たちと知り合う。彼らは驚くほど自由でかっこよく、スティーヴィーは憧れのような気持ちで、そのグループに近付こうとするが…。

youtu.be

ひとことで言うと、これをもし俺が10代で観ていたら、おそらくは作中に出てくるスケボーとかニックネームの付け方とか言葉遣いとか、めちゃくちゃ影響を受け、そしてそれを拗らせていただろう。思春期特有の背伸びする感じ、思い通りにいかなくてモヤモヤする葛藤、微妙な友人関係、異性に対して格好つける仕草などなどが絶妙に描写されている。

音楽も昔のヒップホップが流れてきて、映像の色味と相まって、まさにエモいという雰囲気。90年代半ばが舞台とはいえ、オリンピックのスケボーを見たあととかだと、全然色あせずに見れるのではないかとさえ思った。

スーパーヒーローが出てきたり、どん底から這い上がったり、一発逆転の派手なストーリーとは真逆。ただただリアルを映してくれている作品。最後のシーンもなんか良かった。

ありがとうございました。

 

 

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