暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 君は放課後インソムニア

オジロマコトさんによる青年漫画が原作だということはまったく知らず、アマプラのおすすめに導かれるままにウォッチリストに登録し、そのまま鑑賞。監督は池田千尋さん、出演は森七菜さん、奥平大兼さん他。サクッと見やすい113分の上映時間でしたが、俺は途中で寝落ちしてしまったので二晩かけて鑑賞。

kimisomu-movie.com

以下、あらすじ。(参照 Filmarks

石川県七尾市に住む高校一年生・中見丸太は、不眠症のことを父親の陸に相談することもできず、ひとり憂鬱で孤独な日々を送っていた。そんなある日丸太は、学校で使われていない天文台の中で、偶然にも同じ悩みを持つクラスメートの曲伊咲と出会い、その秘密を共有することになる。天文台は、不眠症に悩む二人にとっての心の平穏を保てる大切な場所となっていたが、ひょんなことから勝手に天文台を使っていたことがバレてしまう。だが天文台を諦めきれない二人は、その天文台を正式に使用するために、天文部顧問の倉敷先生、天文部OGの白丸先輩、そしてクラスメートたちの協力のもと、休部となっている天文部の復活を決意するが――。

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不眠症の主人公が出てくる映画を、夜更かしして深夜に鑑賞するというなんてシニカルな鑑賞方法なんだというのが、見終わってすぐの率直な感想。中見丸太役を演じる奥平大兼さん、曲伊咲役を演じる森七菜さんという若手俳優が中心なんだけど、個人的にはMEGUMIさんや萩原聖人さん、田畑智子さんという俺が青春時代に見たドラマや映画で主演を張ってた人たちが、それぞれの親役で出ているのを見るのが逆に新鮮だった。

舞台は石川県ということらしいが、星空の光景や、海の青、木々の緑の色合いがとても綺麗で、やっぱり青春映画はこれくらいの場所が個人的にはちょうど共感できる。そして途中、堤防で伊咲を丸太が写真撮るシーンがなんといってもエモい。

「どこからどう見てもお互いに好き同士でしょ」って二人を、周囲の出演者だけでなく、見ているこちら側も一緒になって見守るという雰囲気が溢れてくるストーリー。

漫画やアニメはどうも苦手で敬遠してしまうんだけど、少しだけ気になってきました。

ありがとうございました。