暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

被災地での支援活動に思う

この件についてはあえて触れないでおこうかとも思いましたが、やっぱり居ても立っても居られなくなってきましたので、俺なりに書こうと思います。

1月1日のお正月。右鎖骨の調子が悪かったので、受験生の長女とともに実家から自宅に戻り、ひと息ついた途端にスマホから嫌な音が鳴りました。何度聞いても聞きなれない緊急地震速報。そしてしばらくすると体感できるくらいの揺れ。こちらは震度4だったらしいです。慌ててテレビを付けると能登半島震源であることが分かり、しばらくするとアナウンサーが大津波警報が発令されたことを叫んでいました。

まだ被害の全容もはっきりしませんが、
被害に遭われた方々に対して、心からお悔みを申しあげます。

俺の職場は一応インフラを担っていて、いわゆるエッセンシャルワーカーというやつになります。ですので、こういう災害があったときは基本的には支援に行くのですが、今回も今週から2班に分けて有志の社員を派遣することになりました。私も過去、東日本大震災や熊本大地震のときには手を挙げ、今回についても行きたい気持ちはとても強かったのですが、この身体なので断念せざるを得ないのがとても歯がゆい状況です。

しかし一部では呼ばれてもないのに大人の玩具を持ってかけつける輩や、被災者向けの炊き出しを食べちゃう人。まぁその是非はここで言及しませんが、反対に「行きたいけど行けない」って人たちって結構いると思います。仕事が理由だったり家庭の事情だったり物理的な距離だったり、俺みたいに体調だったり。。。

ですので、今回は残る我々にできることってどんなことなのかを考えてみました。

募金

www.pref.ishikawa.lg.jp

まずは募金かなと。生活資金を削ってまでする必要はないと思っていますが、ジュース1本買うのを我慢して募金に回すとか、電車のひと駅分を歩いてそれを募金するとか、日々の生活のなかで被害にあった地方や方々を意識し続けることが大事なんだと思います。

冷静な判断

色んな噂や流言が飛び交うのがこういうときですが、どの情報が信頼できるのかを見極める必要があると思います。簡単に情報を拡散できる時代だからこそ、自分なりに情報収集をしっかりしたいと思いました。あと個人的に気になるのは、再生数やインプレッションを稼ぐことが目的じゃないのかと思ってしまうインフルエンサーの方々です。わざわざ非難のコメントを残したり自分のSNS等で言及してしまうと、それこそ思うつぼなんじゃないかと思うので、私は徹底的に無視しています。

いつもどおり

上で「意識し続けること」が大事だと書きましたが、いつもどおりに生活することも同じくらい大事だと思います。一方で、現地に行き、直接的な支援をしに行ってくれる人もいる訳なので、彼らが安心して現地に行き、無事戻ってこれるよう、こちらの生活を整えておくこと。私の会社のことで言えば、彼らが現地に行ってる間の通常の仕事は、残る我々に任せてもらう。そう書くと『いつもどおり』ではないかもしれませんが、後方支援も立派な支援の形ではないでしょうか。

 

阪神淡路大震災も経験し、東日本大震災の惨状も見てきただけに、続報が続くニュースを見ると胸が締め付けられる思いです。その一方で、すっかり通常の戻ってしまっている芸能ニュースだったりスポーツニュースだったり、あとバラエティ番組だったり。文春砲とか心底どうでもいいです。つくづく東京の人間(ひとくくりにするのは遺憾ですが)は、自分たちが被害に遭ってないときは現金だなと、少し腹も立ってきた最近。

皆さんはこの地震のこと。支援の方法のこと。その他諸々。どのようなことを思っているのでしょうか?