暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

読了 サピエンス全史(上)

著者 ユヴァル・ノア・ハラリ

アフリカでほそぼそと暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。その答えを解く鍵は「虚構」にある。私たちが当たり前のように信じている国家や国民、企業や法律、人権や平等も虚構であり、虚構こそが集団を強力に導く。人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て、歴史は統一に向かう。世界二五〇〇万部を超えるベストセラー、記念的名著!


~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

昨年末に書店で文庫版が発売されているのを見つけ、上下巻とも即買いした本作品。ハードカバーのときから読みたいと思っていたものの、限られた財布の中身では手が出なかったので、個人的には待望という感じで読み進められました。とは言うものの、今年に入ってから余暇は読書よりアマプラでの映画鑑賞にシフトを置いていたので、読み始めてから約1か月ほどもかかってしまいました。

まず、生き残った人類種がホモ・サピエンスということで、それ以外の人類主についても紹介されていました。本誌でも紹介されていたのかは覚えていませんが、調べるとホモ属は8種類もあったんですね。ホモ・ルドルフエンシス、ホモ・ハビリス、ホモ・エルガスターホモ・エレクトス、ホモ・アンテセッサー、ホモ・ハイデルベルゲンシス、ホモ・ネアンデルターレンシス、そしてホモ・サピエンス。こんなこと全然、歴史や生物の授業で習ったことがなかったので、とても興味津々に作品へ入っていけました。

その後、たっぷりと作品に引き込まれてからは、認知革命や狩猟採集から農業革命への移行、書記体系の発明、貨幣や帝国というテーマが論じられているのですが、なかでも小麦の話は面白く読むことができました。生物学的観点からみると、人間が小麦を家畜化したのではなく、小麦が人間を家畜化したといえると言われ、確かになるほどなーと。

さてさて、この勢いで下巻も読み進めたいと思っていますが、読んだあとの頭の整理にということで、解説動画もリマインドしておきます。岡田斗司夫さんの動画なんかもおすすめです。

ありがとうございました。youtu.be

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