暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 AIR/エア

明けましておめでとうございます。昨年から始めたこのブログ。特に方向性が定まるでもなく、なんとなく読んだ本の感想から始まり、鎖骨骨折からのリハビリ記録、振り返りや記録という意味での仕事の話に加え、最近ではアマプラで見た映画の感想を書いています。Google Adsenseの審査にも合格したけど、結果的に極めて趣味ブログと化していますが、まlそれで良いです。あまり肩肘張らず『書く』ことを続けることが第一の目的なので。

 

ということで、新年最初のレビューはこちら。2023年4月に公開されたドラマ映画。ベン・アフレックが監督、マット・デイモンが主演でナイキのバスケットシューズエア・ジョーダン」誕生の物語が描かれた『AIR/エア』という作品。

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いつものようにあらすじは簡単にこんな感じ。(Wikipedia参照)

1984年。業績不振のナイキのバスケットボール部門。ソニー・ヴァッカロは、ナイキCEOのフィル・ナイトから当部門の立て直しを命じられる。そんなソニーと上司のロブ・ストラッサーが目をつけたのは、後に世界的スターとなる選手マイケル・ジョーダンだった。

アメトークのスニーカー芸人の回で見た知識だったと思いますが、当時ナイキのバスケ部門は毎試合NBAに罰金を払ってジョーダンに「エア・ジョーダン」を履かせてたというのを少し思い出しながら鑑賞していました。

冒頭、レーガン大統領やRUN-DMC、ダイアナ妃、エディ・マーフィーゴーストバスターズなどなど、1984年当時の映像が流れてきました。ひとつ前のバグダッド・カフェといい、偶然にもこの時代が続きます。主演のマット・デイモン。お腹周りといいなかなか良い体形なんだけど、これも体重を増量して主人公のソニー・ヴァッカロを演じるための役作りだとか。この辺がさすがハリウッドだなと感じるところでした。

今では考えられませんが、コンバースアディダスに遅れをとっていたナイキのバスケ部門が、マイケル・ジョーダンとともにいかに昇りつめていったか。ジョーダンの契約先の第一希望はアディダス、第二希望はコンバースで、圏外だったナイキがどうやって逆転したのか。エア・ジョーダンというシューズ、そしてその名称そのものがどうやって生まれたのか、実話をもとに描かれているのが本作です。

ストーリーのクライマックスはやはりソニーがジョーダン、そして両親を前にして口説き落とすシーン。仕事映画の醍醐味は、大きな決断をする場面だと個人的に思っているのですが、この作品もそのあたりは多分に盛り込まれています。

シューズの名前を「エア・ジョーダン」と名付けるシーン。試合ごとにナイキがNBAに罰金を支払えばいいとデザインを変更するシーン。CEOがソニーに全権を委任してジョーダンとの契約を後押しするシーン。どれも好きです。

この映画を見ていたら、なんとなく何年かしたらドジャース大谷翔平の契約も映画化されたりするんだろうかと思えてきたりしますが、ビジネスにおけるサクセスストーリーが題材になってるのはだいたいどれも面白い。休みの日に見ると「次の仕事、頑張るぞ」という気分になります。うん、見れて良かったです。

ありがとうございました。