暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 次元大介

まとまった時間を作るのが苦手なので、あまり映画を見ることはないのだが、鎖骨骨折により大人しくしておかなきゃならない日が続くため、久しぶりにAmazonプライムビデオで映画を視聴した。少しだけ気になってたAmazonオリジナル映画の『次元大介

ネタバレにもなるが簡単に作品紹介をしてみると、本作品である『次元大介』は、『ルパン三世』シリーズの人気キャラクターである天才ガンマン・次元大介を主人公にした作品。玉山鉄二さんが次元大介を演じ、真木よう子さん、永瀬正敏さん、草笛光子さんら豪華キャストが共演している。

本作は、次元大介の知られざる物語を描き出すオリジナルストーリーで、社会のはみ出し者たちが築きあげた裏社会を舞台に、緊迫感溢れるガンアクションと、次元大介人間性に迫るドラマが展開していく。

 

鑑賞してみた感想として、やはり次元大介の魅力に改めて惹かれた。ルパン三世の相棒でありながら、自分の信念と義理を貫く男。愛銃コンバット・マグナムの不調を直すために日本にやってきた次元大介が、偶然知り合った少女であるオトと徐々に心を通わせていくストーリー。この作品の見どころは、次元大介のガンアクションと、オトとの絆だと思う。次元大介は、早撃ち0.3秒の天才ガンマンとして、敵との銃撃戦を見事にこなす。特に、要塞と化した泥魚街からオトを救出するために、アデルの部下である川島と対峙するシーンは、息をのむほどの迫力。

 

玉山鉄二さんの次元大介は、冷静沈着で義理堅く、酒とタバコをこよなく愛する男として、原作のイメージに忠実に演じている気がした。真木よう子さんのアデルも、美しくも残酷な悪役として、そして次元大介のライバルとして見事に対峙してる。永瀬正敏さんの川島も、特殊技能とナイフで、次元大介を翻弄する元傭兵として、冷徹で危険な雰囲気を見事に醸し出していた。

 

私が一番好きなのは草笛光子さんが演じる千春というキャラクター。次元大介とオトを温かく迎え入れる、凄腕ガンスミスとして、包容力と優しさを感じさせていた。

 

半ば時間つぶしがきっかけとなり鑑賞した本作品。しかし良い意味で期待は裏切られ、次元大介の魅力を存分に堪能できた。

 

ありがとうございました。