北野作品は比較的好きな部類。だいたいは鑑賞させてもらってる。こちらの作品は、アマプラのトップページに表示されていて、60分という時間もちょうど良かったので思わず再生した。アマプラの独占配信なのかな?
監督、主演はもちろん北野武さん。出演は他に浅野忠信さん、大森南朋さん、仁科貴さん、宇野祥平さん、國本鍾建さん他。それ以外にも、有名な芸人の方々が出演されていて、なんかそれだけでも面白かった。2024年に制作され、第81回ベネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に正式出品された作品とのこと。
以下、あらすじ。(参照 Prime Video)
"ねずみ"と呼ばれる、一見冴えないが実は殺し屋の男が警察に捕まってしまう。釈放の代償として覆面捜査官となり、麻薬組織に潜入し、親玉との"偽の"直接取引を仕向けるが、予期せぬ展開が…。北野武監督が贈る、前半はシリアスなヤクザアクションとして、後半は同じ物語をセルフパロディのコメディとして描く二部構成。ねずみの運命やいかに。
北野作品といえば「ヤクザ」なんだけど、この作品はパートが分かれている。ヤクザパートとパロディパート。それが60分のなかに入ってるもんだから、それがまた飽きずに観れて楽しかった。ヤクザパートはちゃんとヤクザだし、パロディパートはさすがビートたけし。一部では酷評されてる声もあるらしいんだけど、俺は全然こういうふざけた映画があってもいいじゃんって思う。
もしこれから観るんだったら、まず上のインタビュー映像を観てからをお勧めするかな。パロディパートがどういう意図で撮られてるかを理解してから観ると、また違う角度で観れるんじゃないかと思う。個人的な見どころは白竜さん。パロディパートで思わず笑っちゃってるところはあざとく探してしまう。
間違いなく「北野武」と「ビートたけし」の二つの顔があるからこそ撮れた作品。
ありがとうございました。