「愛がなんだ」という映画を見たあと、おそらく成田凌さんのつながりでアマプラのおすすめに出てきた本作品。当初は2020年6月に公開予定だったものが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、9月に延期されて公開されたそう。監督は行定勲さん。出演は大倉忠義さん、成田凌さん他。予備知識は何もない状態で夜な夜な鑑賞してみた。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
7年ぶりの再会 突然の告白 運命の歯車が動き出す―
学生時代から「自分を好きになってくれる女性」と受け身の恋愛ばかりを繰り返してきた、大伴恭一。 ある日、大学の後輩・今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会。「昔からずっと好きだった」と突然想いを告げられる。戸惑いを隠せない恭一だったが、今ヶ瀬のペースに乗せられ、ふたりは一緒に暮らすことに。 ただひたすらにまっすぐな今ヶ瀬に、恭一も少しずつ心を開いていき・・・。しかし、恭一の昔の恋人・夏生が現れ、ふたりの関係が変わり始めていく。
なかなか過激な内容。家族と一緒には見れないので、夜な夜な見たのは正解だった。事前にあらすじを知っていれば、まず手を出さなかったであろうことから、アマプラのおすすめが着実に俺のなかの新たなジャンルを切り開いてくれている。
大伴恭一を演じる大倉さんの演技は初めて見たが、少しけだるそうに周りに流されていく姿が見事に演じられていた。見ていて「うわー、クズだな」と思わせるあたり、さすが。しかし、それよりも今ヶ瀬渉を演じる成田凌さん。ほんとうにそうなんじゃないかと思うくらい、表情の作り方は注目に値する。アンニュイという表現がまさに当てはまる。
残念ながらストーリーに感情移入はできなかったけど、それぞれの人物描写を見ていると「確かにこういう奴いるよね」という雰囲気で興味深く見れる。あとお洒落な部屋は正直に羨ましい。そんな映画でした。
ありがとうございました。