咲坂伊緒さんによる別冊マーガレットに連載されたマンガが原作となった映画。2020年8月に公開。監督は三木孝浩さん。出演は浜辺美波さん、北村匠海さん、福本莉子さん、赤埜衛二さん他。あと主題歌はOfficeial髭男dismの「115万キロのフィルム」でした。アマプラに出てくるおすすめの続きで、ウォッチリストに入れて約2か月ほど。ようやく鑑賞できました。
以下、あらすじ。(参照 Filmarks)
偶然出会ったタイプの全く違う【朱里】と【由奈】、朱里の義理の弟の【理央】と由奈の幼馴染の【和臣】は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。
理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき――切なすぎる恋が動き出す。
アラフォーの俺が共感できる訳がないから仕方ないんだけど、登場人物や高校生活というシチュエーションの至るところがキラキラしていた。ザ・高校生活という雰囲気。ロケ地が神戸であるらしく、分かる場所が出てくるかなと思いながら見ていたが、やはり見事なくらい空振り。何十年も前の幼少期のことだし、そもそも震災前の記憶だから仕方ないけど。
予告編で朱里を演じる浜辺美波さんが「それが誰も傷つかない方法だった」って言うセリフが印象に残っているなか、最後まで見ると確かにそのとおりの展開だった。最終的に誰一人傷つくことなく丸くおさまった。けど『くっつくのがそのペアでいいの?』と思ってしまったのは俺が年取ってるせい?切り替えるの早過ぎ!と思うのは野暮なのかな?そもそも、このあとアメリカ行くんじゃないの?
けど、もしかしたらそういうところは気にしちゃだめなのかもしれない。タイプが違う4人のうち、自分に近いのは誰だろう?って想像しながら、その成長に自分を投影しながら元気をもらう映画。だって青春映画だから。
最後、エンドロールで流れてくるOfficial髭男dismの主題歌はとてもマッチしてるように感じた。その意味では最後まで浸れる作品。
ありがとうございました。