暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 35年目のラブレター

この春に映画館に観に行こうかなと思っていた作品が、気付いたらアマプラで観れるじゃない!ってことで、早速鑑賞させてもらった。けど、まだ上映中の映画館もあるなかで、すごいねAmazon

作品の監督は塚本連平さん。どちらかといえば、映画というよりドラマのイメージなんだろうか?古いところでいえば「イグアナの娘」とか「花村大介」、「特命係長 只野仁」シリーズとか。出演は笑福亭鶴瓶さん、原田知世さん、重岡大毅さん、上白石萌音さん、徳永えりさん、くわばたりえさん、笹野高史さん、安田顕さん他。2025年3月から上映されている120分の映画です。

35th-loveletter.com

以下、あらすじ。(参照 Filmarks

西畑 保、65歳。文字の読み書きができない。そんな彼の側にはいつも最愛の妻・皎子がいた。保は貧しい家に生まれ、ほとんど学校へ通えず大人になった。生きづらい日々を過ごしてきたが、皎子と運命的に出会い、めでたく結婚。しかし、その手離したくない幸せ故に保は読み書きができないことを言い出せずにいた。半年後、ついにひた隠しにしてきた秘密が露見し別れを覚悟する保だったが、皎子は保の手をとりながらこう告げた。「今日から私があなたの手になる」その言葉に、その眼差しに、保は救われた。どんな時も寄り添い支えてくれた皎子へ感謝のラブレターを書きたい。定年退職を機に保は一大決心し夜間中学に通い始める。担任の谷山恵先生のじっくりと粘り強い教えや年齢・国籍も異なる同級生たちと共に学ぶ日々で少しずつ文字を覚えていく保。だが老齢のため物覚えも悪く、気付けば5年以上の月日が経過した頃、一字また一字と書いては消しまた書くひたむきな保と、それを見るともなく見守る皎子は結婚35年目を迎えていた。変わらない日常がいつまでも続くと思っていた。なかなか書き上げられずにいたラブレターがようやく形になろうとしていた頃、皎子が病魔におかされて……。

youtu.be

ひとことで言うならばヒューマンドラマ、夫婦愛を中心に描かれてるのだが、奈良という舞台も相まって、二人のやりとりを見ていると徐々に心が温かくなっていく雰囲気を感じる映画だった。しかも実話をもとにして作られているというのが、余計に考えさせられる。

現代の夫婦役、笑福亭鶴瓶さんと原田知世さんはもちろん、お二人が若いときの役を演じられていた重岡大毅さん、上白石萌音さんもどちらもハマってた。鶴瓶さんが演じる保はぶっきらぼうなんだけど感情表現はとてもストレートで、それをいつでもクールに優しく受け止める皎子を演じる原田知世さん。最初は重岡大毅さんが年をとって鶴瓶さんになるのはちょっと無理があるのかもと思ったけど、観終わってみると鶴瓶さん以外は考えられなくなってしまってた。
今でこそ簡単にPCやスマホで文字が送れるようになり、それを我々は当たり前だと感じてるのだけど、自分の感情を相手に伝えるにあたって、こういうラブレターのように時間をかけた方が良いときもあるし、その良さって他のものには代えがたい。自分が選んだ紙に、自分の字で、文脈で、時間をかけて書くからこそってとこもあるよ。感覚としては古いのだけど、まさに「手書きの温かみ」というやつ。

そのうちに学校教材にでもなるんじゃなかろうかという作品。

ありがとうございました。

 

 

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