暁降のころ―映画と読書のジャーナル―

暁降(あかときくたち)と読みます。もっぱら映画と小説の感想がメインです。

鑑了 夜のピクニック

小説「夜のピクニック」を読み終え、その余韻のまま続けて鑑賞した本作品。前々からアマプラのウォッチリストに入れてはいたものの、原作を読むまでは観るまいと我慢していた。

監督は長澤雅彦さん。出演は多部未華子さん、石田卓也さん、西村和泉さん、西原亜希さん、貫地谷しほりさん、松田まどかさん、柄本佑さん、加藤ローサさん、池松壮亮さん他。約20年前の作品なので当たり前だが、皆さん若い!2006年9月に上映された117分の映画です。

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以下、あらすじ。(参照 Filmarks

夜を徹して80キロを歩き通す高校生活最大のイベント“歩行祭”。3年生となり、今年が最後の歩行祭となる甲田貴子は、一つの賭けを胸にこの特別な日を迎えた。それは、一度も話したことのない同じクラスの西脇融に話しかけること。普通の人には簡単なことが、貴子と融の間ではそうはいかなかった。その理由は、貴子が親友の美和子や杏奈にさえ隠し続けるある秘密にあった。一方、妙に意識し合う貴子と融の関係を勘違いしているクラスメイトたちは、この歩行祭の間に2人をくっつけようと躍起になっていた。

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小説を読んだ後に観たからこその感想として、第一声はやはり「よく映像化したなー」という言葉が出てくる。元々が登場人物たちの微妙な内面の変化が描かれた小説なので、それをこの117分でここまで良く表現できたものだ。そういう意味では、やはり若かりし頃の多部未華子さんは名女優なんだと改めて実感する。

この作品は、やはり皆さん自分自身の学生時代に投影しながら観るから良いんだよねきっと。もちろん「歩行祭」というものは無かったけど、俺自身も「修学旅行」とか「体育大会」とか「文化祭」とか、勉強以外のことに費やしたときのことの方が記憶に残ってることは多い気がする。グタグダ言いながらクラスメイトと歩いた道中も、観た景色も、感じた季節も、もはや二度と経験することができない。登場人物たちが、最後そのことを思いながら一緒にゴールしてくシーンがこの作品の最大のピークだけど、とにかくエモい!年取ってから観たら余計にエモすぎる!

小説もこの映画も、自分が高校生だった頃が一気に懐かしくなる青春がぎっしりと詰まっている作品。

ありがとうございました。

 

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