このカテゴリーの記事は久しぶりに書く。当初はこれをメインで書こうと思って作ったブログなのだが、事故から1年も経ちプレートも抜けた現在、それなりに快復も進んでいるため当然といえば当然なのだが…。
まず、可動域の状況である。自転車による転倒での鎖骨粉砕骨折が昨年10月27日(金)で、翌々日にプレートを埋め込みサイボーグ化。ようやく人工物が抜けてナチュラルに戻ったのが今年の8月21日(水)。それから、この記事を書いている現在まで70日ほどが経過した訳だ。
プレートが入っているときは「これが身体に入ってたら動かなくても仕方ない」と右肩の可動域が全然な状態でも、気持ちとして逃げる場所があった。そしてなんとなく「プレートが抜けたらグルグルと動くようになるのでは?」という淡い期待があったことも事実。しかし、現実はそんなに甘くなかった。
主治医から可動域を確保しやすいようにと、抜釘手術に併せて授動術、そして関節包の切離という手術までしてもらったが、やはり一年ほど怠けた身体は早々に戻らない。術後は痛みもあって少々サボりながら振り子運動やマッサージを中心にリハビリしていたが、襲い来る「また拘縮肩になるのでは?」という恐怖感。
それならばと、少々痛いのを我慢してウェイトトレーニングをやり出すと、不思議なもので可動域が徐々に広がっていった。(そのやり方が正しいのかどうかは分からない)
現在、受傷前に挙げてた重量に対して7割くらいまでのウェイトを取扱えている。そして、さすがに体重はほぼ乗せられないが、全然できなかった懸垂の動きも取り入れながら、主に肩甲骨の動きを出すように意識していると、少しずつ良くなっているような気がする。例えば、約1年ぶりに骨折した右鎖骨を下にして横になれるようになったり(長時間は無理だが)、車の運転時にハンドルを左に切る時の痛みが軽減されてたり…。
そういえばどこかで、人間の能力というものは、心地よいストレスのなかでは伸びないのだと聞いた。それであるならば、やはり100/100のなかでリハビリをしていても前には進まない。120である必要はないが、101とか102を積み重ねていくことが大事なのだろう。筋トレと一緒だ。
だから、特に目標というのもなく「元通りに戻ればいいな」くらいに考えていたが、それじゃダメだと最近は思う。もう少し上の、ややストレスを感じるくらいの到達点を意識しなければ。
その場合、いったいどこを目指そうか。ということで先日41歳の誕生日を迎えた俺、ようやく趣味を探す。