暁降ちのころ

暁降ち(あかつきくたち)と読みます。40歳から始めた日常の整理、備忘録などを思うままに好き勝手書いています。

鑑了 ミセス・ハリス、パリへ行く

SNSでフォローしているアカウントで紹介されていたので、早速鑑賞してみた本作品。あの「ポセイドン・アドベンチャー」のポール・ギャリコの小説がもとになっていることなんてつゆ知らず。ちなみに、観れたのはアマプラの見放題が終わってしまうギリギリ前だった。

監督はアンソニー・ファビアン。出演はレスリー・マンヴィル、イザベル・ユベール、ランベール・ウィルソン、アルバ・バチスタ他。2022年に公開された115分の映画でした。

www.universalpictures.jp

以下、あらすじ。(参照 Filmarks

舞台は1950年代、ロンドン。戦争で夫を亡くした家政婦がある日働き先で1枚の美しいドレスに出会います。それは、これまで聞いたこともなかった、クリスチャン ディオールのドレス。450ポンドもするというそのドレスに心を奪われた彼女はパリへディオールのドレスを買いに行くことを決意。新しい街、新しい出会い、そして新しい恋・・・?夢をあきらめなかった彼女に起きる、素敵な奇跡。いくつになっても夢を忘れない―見た人誰もがミセス・ハリスから勇気をもらえる、この冬一番のハッピーストーリー!

youtu.be

最初、戦争で夫が亡くなった事実が知らされるシーンから始まったので、重めなストーリーなのかと思ったけど、以降は全然ライトだった。お洒落な家政婦のおばあちゃん(と言ってしまっていいのか)が、お洒落なクリスチャンディオールのドレスに憧れ、お洒落なパリに行くという映画。ラストもハッピーエンドだったので、あまり深く考えずに見ても十分に楽しめる気がした。

個人的には、パリの人たちがイギリスから来たハリスを「田舎者」みたいに見るシーン。怒られるかもしれないけど、俺はなんとなく京都人のイメージと重ねて見てしまったかな。それにしてもこの時代のイギリスとフランスの関係って、こんな雰囲気だったんだろうか。元々、仲はよろしくないのかな。

それと、この作品はクリスチャンディオールというブランドが中心になっている。ファッションブランド系の映画はまだ観た本数も少ないけど、イメージとして「競争」とか「スピード感半端ない」とか「自意識高い系」とか、そんな感じがあるのだが、この作品はそういったことをあまり感じることなく、終始雰囲気が明るかった。たぶんそれはレスリー・マンヴィルが演じるハリスのキャラクターのおかげ。

真面目に生きてたら、運は回ってくるんだな。

ありがとうございました。

 

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